浜松市中区 遊走腎の症状や原因
2018-07-10
【遊走腎の症状や原因】
腎臓というのは、常に正常な位置にあるということがない臓器です。
位置が移動しやすい臓器であり、立ちあがるだけで数センチ動いてしまうこともあるほど、簡単に動いてしまいます。
一時的に動いてもすぐに元の位置に戻る傾向があるので、多少動くことがあっても気にするべきではない現象といえます。
遊走腎とは、腎臓が移動してしまう範囲をオーバーしてしまい、腎臓が通常よりもずっと下の位置まで動いてしまう状態をいいます。
あまりに動き過ぎてしまうと、骨盤の中に腎臓が入ってしまう場合もあり、危険を伴ってしまうこともあります。
腎臓は左右に2つありますが、特に右の腎臓のみによく発症する傾向があります。
遊走腎が起きても、腎臓の機能が悪くなるということはありません。
しかし、腎臓が通常より遠い位置にいってしまうことにより、膀胱と繋がっている尿管が曲がってしまい尿の出が悪くなってしまうことがあります。
それにより、腹痛や脇腹痛が起きてしまうこともあります。
また、血管の動脈や静脈も曲がってしまうことで、むかつきや食欲不振、嘔吐などの消化器症状が悪くなってしまうこともあります。
このような症状がある場合は、遊走腎の可能性が考えられます。
・鋭いわき腹痛や腰の痛みがあり、横になると症状が軽くなる
・むかつきや吐き気、食欲不振がある
・たんぱく尿や血尿が出ている
・あまり尿が出ない、若しくは出来杭
これらは遊走腎によくある症状であり、自覚症状が出ない人も多くいます。
自覚症状が出ないまま、知らず知らずに悪化してしまうこともあるのです。
遊走腎かなと思ったら、まずは泌尿器科を受診して診てもらうようにしましょう。
腎臓というのは、通常は脂肪でサポートされていることで、ある程度の範囲にしか動かないようになっています。
しかし、脂肪量が少なかったり腹筋や背筋が強くなってしまうと、腎臓をサポートする力が弱くなってしまい、腎臓の位置が動き過ぎてしまい遊走腎となってしまいます。
このような状態が起きるのは、痩せた人に多くあります。
【遊走腎の治療方法】
遊走腎の治療方法は、以下が挙げられます。
・食事療法
脂肪が足りないことで腎臓が動いてしまっているので、脂肪を摂取できる食生活にしましょう。
・腹筋や背筋強化
運動療法やコルセットなどにより腹筋や背筋を強化させることで、余計な位置にまで腎臓が行ってしまうことを防ぐことができます。
・手術療法
稀ですが、遊走腎の状態が酷い場合は手術療法を行う場合もあります。
また、遊走腎にならないためには、以下のようなことに気を付けて日常生活を送るようにしましょう。
・長時間立ちっぱなしにならない
・ウエストを締める服装は避ける
・痩せすぎにならない
・運動を行う
遊走腎は、痛みが特にない場合は気にする必要がありません。
しかし、痛みなどの違和感がある場合は、腎臓の機能の低下などの心配があります。
少しでもおかしいと思ったら、すぐに専門医に相談をしましょう。
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