浜松市中区 単純性股関節炎
2018-09-17
【単純性股関節炎とは】
単純性股関節炎とは、原因が不明の小児期の股関節痛です。
10歳以下の5~6歳の子供に急速に発病し、2~3週間で症状が治まる一過性の股関節炎です。
10歳以下の子供が大半ですが、大人に発生してしまうこともあります。
原因不明とはいわれていますが、このような原因によって発症しているのではといわれています。
・激しい運動
・ウイルス感染
・アレルギー
これらが関係しているといわれていますが、はっきりとはわかっていません。
単純性股関節炎の症状は、股関節だけではなく大腿や膝関節が痛みだし、跛行するようになってきます。
股関節に運動制限が発生してしまい、軽く曲がった姿勢になってしまいます。
微熱が発生してしまうこともありますが、血液検査をしても異常は発生しません。
痛みが1か月以上続く場合は、単純性股関節炎ではない可能性があります。
この3つの病気の可能性が出てくるので、すぐに専門医に相談をしましょう。
・ペルテス病
ペルテス病というのは、大腿骨頭の微小循環障害により、骨頭が徐々につぶれてしまう、小児独自の厄介な病気です。
症状と発症年齢が単純性股関節炎に非常に似ているので、勘違いしてしまう方も少なくありません。
ペルテス病は早期発見が非常に大事となり、早期発見の場合は2~3年間体重負荷をかけずに骨頭の変形を予防させます。
放置しておくと骨頭が徐々に変形してしまい、関節障害を一生残してしまう可能性が発生してしまいます。
長く続く場合はペルテス病の疑いが考えられるので、すぐに専門医に相談をしましょう。
・化膿性股関節炎
股関節に細菌感染が発生してしまい、関節包内に膿が溜まってしまう病気です。
38度以上の発熱が発生してしまい、黙っていても痛みを感じるなど、単純性股関節炎よりも症状が大きいのが大きな特徴です。
できるだけ早い処置が大事なので、少しでもおかしいと思ったら専門医に相談をしましょう。
・若年性リウマチ
16歳未満の子供に起こるリウマチであり、原因がわからない特発性のリウマチです。
関節炎の症状が6週間以上続く場合は、若年性リウマチの可能性が考えられます。
【単純性股関節炎の治療】
単純性股関節炎は、安静が大事となります。
この様な安静方法で、単純性股関節炎を改善させましょう。
・できるだけ立たない
・できるだけ歩かない
・食事や入浴以外はあまり座らない
・布団やベッドなどの上でゴロゴロする
このように、極力動かさず安静にして過ごしましょう。
安静をきちんとしていればしているほど、早く改善します。
数日から2週間前後で、改善します。
素人のマッサージは逆効果となってしまうことがあるので、オススメできません。
外には遊びに出さずに、家の中の目の届く場所で自由にさせるようにしましょう。
自宅での安静が難しい場合やなかなか治らない場合は、入院して足の牽引を行うこともあります。
また、整骨院や接骨院で治療を受けることもできますので、相談してみると良いでしょう。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません