浜松市中区 肘内障
2018-10-06
【肘内障とは】
肘内障とは、いわゆる「ひじが抜けた」という状態です。
子供の手を引っ張った際に、急に子供が泣き始めて手を動かさなくなった、このようなケースが最も多いケースです。
これは肘の関節の亜脱臼状態であり、歩き始めから5歳くらいまでの子供に発症することが多く、特に1~3歳の幼児に多く発生します。
子供は突然泣き出し、痛めた方の腕を使おうとしなくなってしまい、腕に触れようとすると嫌がります。
腕は麻痺したかのようにダラっと垂れてしまい、内側を向いたような感じになります。
小さい子供の体は発育途中であり、ひじの輪状靭帯と関節もしっかり固定されていません。
そのため、多少強い力で引っ張られただけで、簡単に脱臼を起こすことがあります。
中には、寝返りを打っただけで肘内障を発症するお子さんもいるほどです。
成長に伴い関節は丈夫になっていくので、このような亜脱臼は発生しにくくなります。
また、骨折などと関連することによって、肘内障の再発となる場合もあります。
幼児期は、手を引っ張ることを極力避けるよう、周りの人間が強く把握して対応するようにしましょう。
亜脱臼してしまった関節は、自然に元に戻ることもあります。
しかし、多くの場合は自然には戻ることはありません。
そのため、肘内障は治療が必要となります。
関節を元に戻す処置は、整形外科外来で麻酔無しで簡単に行うことができます。
簡単に修復ができるので、完全に修復されると子供は何もなかったかのように、すぐに肘を曲げて今まで通り遊ぶようになります。
診察の際は、受傷時の状況とひじの状態を見せます。
骨折と脱臼の識別のために、レントゲンを撮って異常の有無を確認します。
時間を置かず、すぐに整形外科で診てもらうようにしましょう。
肘内障の治療は、徒手整復を行います。
すぐに終わり、その後は今まで通り普通に腕を使って構いません。
ただし、手を引っ張られることにより再発してしまうことがあるので、注意するようにしましょう。
特に、治療後1日間は安静にしていることが大事となります。
【肘内障の予防方法】
肘内障は、このような予防方法で発症を防ぎましょう。
・手を引っ張られないように意識をする
1番の予防方法は、手を引っ張られないようにすることです。
幼児は体が軽いので、遊んでいるうちについつい持ち上げてしまうことがあります。
子供と喜ばせたい気持ちはわかりますが、肘内障再発防止のために手を引っ張らないクセを付けましょう。
・迷子紐の活用
子供がフラっと歩いて行きそうになった時に、手を引っ張る場合もあります。
その状態を防止するために、迷子紐を付けて手を引っ張らないようにしましょう。
迷子紐は様々な偏見があるようなので、間違った見方をされないように十分意識して使うようにしましょう。
・カルシムの摂取
脱臼にならないためには、骨を丈夫にすることも非常に大事となります。
カルシウムを積極的に摂取して、骨を丈夫にしましょう。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません