浜松市中区 母指CM関節症
2018-10-06
【母指CM関節症とは】
母指(親指)の付け根に位置している関節を、「母指MP関節」といいます。
母指CM関節は、大菱形骨という手根骨に第1中手骨が乗った形をしています。
大菱形骨は乗馬で使う鞍のような形をしており、母指(親指)を自由動かすことができます。
使い過ぎや加齢により、この関節を支えている靭帯がゆるくなったり、関節の表面を覆っている軟骨がすり減ってしまったことにより関節のかみ合わせが悪くなってしまい母指(親指)の動きや働きを制限してしまうのが、母指CM関節症です。
母指(親指)の付け根に障害が発生し、このような症状が発生してしまいます。
・つまみ動作の痛み
・ドアノブ操作の際の痛み
・ホッチキスやハサミの操作の困難
・大きい物の握り動作の際の痛み
・庭仕事に負担がでる
・病期が進むと変形する
このように、何かを握る動作に症状が発生します。
母指CM関節症の原因は、母指(親指)の手前の甲の骨と手首の小さい骨の間の関節部分の使い過ぎや老化により、関節軟骨の摩耗が発生しやすくなることにより発症してしまいます。
進行すると関節が腫れてしまい、亜脱臼してしまい母指(親指)が変形してしまいます。
母指CM関節症の診断は、レントゲンで診断します。
また触診による診断もおこない、腫れている部位の触診の反応により判断もします。
母指CM関節症は、早期発見が大事となります。
母指CM関節症の早期発見は、手の甲を上に上げて親指から手首に向けての輪郭を確認した際に、手首のやや末梢でくの字に曲がっている部分を確認します。
このくの字部分の突出が強い場合、母指CM関節症の可能性が疑われます。
【母指CM関節症の治療や予防方法】
母指CM関節症の治療方法は、このような方法で行っていきます。
・テーピングなどの装具療法
テーピングなどの装具療法で患部を固定することにより、症状改善へとみちびくことができます。
テーピングの巻き方にはコツがあるので、専門医にお願いして巻いてもらうようにしましょう。
・注射療法
痛みや症状が改善しない場合は、ステロイドなどの注射療法で改善へとみちびきます。
特に痛みの場合は、注射療法でスッと痛みを緩和させることができます。
・整骨院や接骨院での治療
整骨院や接骨院での治療では、母指CM関節症が発症している部分に直接鍼灸治療などを行って、症状緩和へとみちびきます。
直接患部に治療を行うので、1度目の施術から楽になったという声も挙がっています。
病院へ通うのは大変かもしれませんが、整骨院や接骨院はお近くにもありますので、便利に素早い改善へとみちびくことができます。
・手術療法
保存療法で改善しない場合は、手術療法となります。
母指CM関節症にならないためには、母指CM関節症の予防方法を把握して実践しましょう。
親指というのは指の中で使用頻度が多い指なので、確実な予防とするのは困難となってしまいます。
実際に症状を自覚した際は、それ以上悪化しないためにテーピングでの固定など安静にする事が大事となります。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません