浜松市中区 手根管症候群
2018-10-05
【手根管症候群とは】
手根管症候群とは、手のしびれ感が発生する症状です。
手のしびれを訴えて受診する、最も多い疾患です。
手のシビレというのは発生する人が多く、多くの方は放置したままで改善しない場合が多くあります。
しかし、手のシビレというのは、病気に繋がっていることもあります。
手のシビレが改善しない場合は、まずは専門医に相談をするようにしましょう。
手根管とは、手首の部分位ある骨と手根靭帯に囲まれている空間です。
手根管の中で何らかの原因によって神経が圧迫されることにより、手根管症候群が発生します。
手根管症候群の発症の原因は、これらが挙げられます。
・リウマチの滑膜炎
・妊娠
・糖尿病
・アミロイドーシス
・腎疾患
・通風
・ホルモン変化
・代謝性疾患
中でも最も多いのが、中高年の女性よる発症です。
中高年女性のはっきりしない特発性と、手を酷使する労働者に発生する場合があります。
主に発生する症状は、親指から環指の親指側のシビレ感と感覚の低下です。
初期段階では中指のシビレ感で発症することが多く、その後次第に隣の指へと広がっていく流れとなります。
典型的な症例では、夜間や明け方に症状が増悪して、痛みが強いことで目が覚めてしまうというケースです。
症状がどんどん悪化していくと、母指の付け根部分の筋肉の母指球筋の筋力低下が発生してしまいます。
高度の麻痺となってしまい、母指球筋の委縮が酷くなっていき、母指を開くことができなくなってしまいます。
そこまで来ると様々な弊害が発生してしまい、ボタンがかけにくい、小銭を掴むことができないなどの日常生活への大きな影響も発生してしまいます。
手根管症候群の診断は、感覚検査を行っていきます。
専用の打診器などの道具でたたいて、感覚症状の確認を行っていきます。
症状があると、しびれや痛みが指先に響きます。
この状態を、ティネル様サイン陽性といいます。
また、必要に応じて、レントゲンやMRI、エコーなどを撮ることもあります。
【手根管症候群の治療方法】
手根管症候群の治療は、このような方法で行っていきます。
・薬物療法
消炎鎮痛剤やビタミンB12、湿布薬などの薬物療法を行っていきます。
腱鞘炎を抑えるために、手根管内腱鞘内注射を行う場合もあります。
軽度の場合は、薬物療法だけでも改善へとみちびくことができます。
・整骨院や接骨院での治療
整骨院や接骨院では、手根管症候群の症状が出ている部分に鍼灸治療などを行っていきます。
患部に直接治療を行うので、満足できる効果を得ることができます。
特に痛みがある場合は、施術だけで痛みが楽になることも期待することができます。
中には1度の施術で痛みが楽になったという声も挙がっているので、素早い症状緩和を期待することができます。
・手術療法
保存療法で改善しなかった場合は、手術を行う倍もあります。
難治性の場合や母指球筋の痩せたもの、腫瘤がある場合は、手術が必要となります。
現在は内視鏡を使った手術が大半なので、負担なく快適に手術を受けることができます。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません