浜松市中区 第1Kohler病
2018-09-27
【第1Kohler病とは】
足の骨は全部で26で形成されており、第1Kohler病はそれらの骨のうちの舟状骨の組織が血液の循環障害により壊死してしまい、痛みが発生してしまう病気です。
舟状骨がある足の甲の部分に腫れや痛みが出る病気であり、痛みのために歩きにくくなってしまいます。
幼児や小児期に発症することが大半であり、4~5歳ごろに多く見られる病気です。
男女別は、男性が女性よりも4~6倍ほど多い傾向があります。
両側例が約3分の1にみられますが、症状は左右に差があることが大半です。
発病の経緯は、明らかな外傷歴がないことが大半です。
繰り返し負荷がかかったことにより、発症が認められる場合もあります。
急性発症は稀であり、慢性に経過して発症することが多くあります。
そのため、原因がわからずに気がついたら発症していた、というケースは少なくありません。
原因不明の病気と言われていますが、一説には成長期の一時的な発育障害ではないかとも言われています。
子供の靴は軽い物を好む傾向がありますが、軽い靴が原因となっていて舟状骨無腐性壊死となっているのではともいわれています。
このような症状は、第1Kohler病が疑えます。
・足背内側や足舟状骨に一致する疼痛、圧痛があり、歩きたがらない、歩き方がおかしいなどの症状
・腫脹は反応性の滑膜炎によって認められますが、熱感がない場合が多い傾向があります。
・関節の動きに制限はなく、足首の内返しにより疼痛が発生することもあります。
お子さんに特に原因がなく足背周辺の痛みを訴えた場合は、第1Kohler病を疑いましょう。
第1Kohler病は、経過観察で改善していく病気です。
しかし、他の病気が隠れているかもしれないので、おかしいなと思ったら1度整形外科で診察を受けましょう。
万が一痛みが残った場合は、別の病気の可能性があります。
まずは何が影響を与えているのか細かく検査をして、他の病気が隠れていないかを確認しましょう。
【第1Kohler病の治療方法】
第1Kohler病は、治療により1年くらいで良くなっていきます。
すぐには改善しませんが必ず改善しますので、根気よく治療を続けていきましょう。
第1Kohler病の治療は、治療というよりは、器具を使って安静にしていく経過観察の治療方法となります。
このような治療方法で、改善へとみちびきましょう。
・軽度の場合
足舟状骨への負担を軽くするために、土踏まずを高くした靴敷きを使って、異状のある骨に体重がかからないように治療を行っていきます。
室内では、自由に歩行しても問題ありあせん。
専用の靴敷きを使うので、専門医に相談をして購入しましょう。
一般的な靴敷きでは、全く意味がありません。
・重度の場合
歩行用ギブスを使って、3~6週間安静にします。
疼痛が酷い場合は、歩行を禁止します。
症状が良くなってきたら、軽度の場合と同様に靴敷きを使って治療を行っていきます。
激しい運動は、禁止となります。
重度の場合は安静の度合いにより完治までの時間が変わりますので、しっかりと安静にして症状をやわらげることを心がけましょう。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません