浜松市中区 「恥骨結合離開」の痛み
2017-12-23
恥骨結合離開
産後や妊娠中に恥骨の辺りに痛みを感じることがあります。
痛みが強くなると歩行が困難になり、寝返りが痛くて出来なくなるなどの症状が起こります。妊娠中から始まることが多く、出産を終えると治まる場合もあるのですが、産後も痛みが続くことがあります。
痛み方の特徴は、妊娠中から恥骨の辺りに違和感があったり、立ち上がる時に踏ん張ると恥骨の辺りが痛い、咳やくしゃみをすると恥骨に響く、などです。これらに当てはまる場合は、「恥骨結合離開」が考えられます。
★「恥骨結合離開」の症状
痛み方は、少し違和感がある程度から、一歩も歩けない強い痛みまで様々です。
妊娠3か月以降に起こることが多く、その痛みは産後まで続くケースもあれば、分娩後に痛みがなくなる人もいます。軽い場合は、産後2カ月で自然に痛みが治まりますが酷い場合は、産後、数カ月経っても痛みが治まらないケースもあります。
◎「恥骨結合離開」の痛みとは
・起き上がる時や、立ち上がる時に恥骨に激痛が走る。
・寝返りをすると痛い。
・寝た状態で足を持ち上げる時に痛む。
・くしゃみや咳をすると恥骨に響く。
・後ろ向きなら何とか歩けるが、前方向への歩行が辛い。
・階段の昇り降りが出来ない。
・足に触れられただけでも激痛が走ることがある。
・下腹部や腰、会陰部、下肢などに放散痛がある。
★「恥骨結合離開」の原因
妊娠をすると、出産を控えた女性の体は、様々な準備を始めます。
成長した赤ちゃんの頭が産道を通り抜けやすいように骨盤が広がってきます。これは、特別なホルモン(リラキシン)が分泌されることによって骨盤周辺の靭帯や筋肉を緩める働きによるものです。臨月になると出産に備えて恥骨結合部分の緩みが大きくなり、分娩時は最大になります。ところが、これが広がり過ぎてしまうと離開してしまうことがあるのです。
通常は、出産後約6週間で元に戻るのですが、広がったまま固まってしまうこともあります。
これは、産後の緩くなった骨盤に育児など長時間の負担がかかることで骨盤にズレが生じてしまうのです。長時間の抱っこ、重い荷物を持ったまま歩いたり、しゃがんだりという動作で恥骨部分に負担がかかってしまいます。さらには、恥骨結合が徐々に広がっていき痛みが増すということもあります。ですから、分娩後の恥骨ケアはとても大切なのです。
恥骨離開の症状が起こる人の中には、出産前から骨盤の歪みや捻じれがあることが多いのです。そのため骨盤の歪みや捻じれなど体全体のバランスを整えることが大事です。
★治療、対処法
病院での治療法はありません。レントゲンを撮り診断がつくと、骨盤ベルトの着用や
安静にしていることなど対処療法的な治療が殆どです。骨盤ベルトを巻くと楽になる場合とあまり楽にならない場合とがあります。また、骨盤がズレたまま固まってしまうと次に妊娠した時などに恥骨痛が再発する危険性もあります。
出産前から、骨盤底筋群、骨盤、股関節などを柔軟にしておくことが大切です。また、
骨盤の歪みや捻じれを整えて筋肉、骨格の調整を行っておく事が予防に繋がります。
是非、接骨院や整体で治療を受け、根本から改善をすることをお勧めします。
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