浜松市中区 自律神経失調症 女性ホルモンの影響
2017-11-27
自律神経失調症
★「自律神経失調症」とは、どんな病気でしょうか。
検査しても異常がみられないのに、めまい、肩こり、顔がほてる、頭痛、頭が重い、耳鳴り、微熱、不眠、下痢、便秘、口や喉の不快感、手足のしびれ、手足の冷え、動悸、頻尿、残尿感、慢性的な疲労、など様々な全身症状があらわれる状態のことです。人によって症状があらわれる場所が異なり、精神的な面にも身体的な面にも影響を及ぼします。
診察や検査では原因がわからないので、とりあえずの診断名であって国際的・医学的病名としては確立していません。日本独自の疾病概念です。
★「自律神経失調症」は、どんな症状でしょうか。
症状のあらわれ方は、午前中に症状が強く、午後になると軽くなり、夜になると元気になる
という特徴があります。また、若い女性や更年期の女性に多く、夏に悪化する傾向があります。症状は全身にあらわれます。各部位別の症状は以下です。
◎全身
・微熱。37度くらいの微熱が一カ月以上続くことがあります。
・不眠、睡眠障害。自律神経失調症ではよくあらわれる症状です。自律神経が乱れると交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズにできなくなり、「なかなか寝付けない」「眠れない」
という症状があらわれます。
・倦怠感や慢性的な疲労感は自律神経失調症の症状の中で最も多い症状です。
・大量の発汗や冷や汗、震え、乗り物酔いしやすいなどの症状があらわれることもあります。
◎頭部
頭痛、片頭痛など。頭の痛み方や強さ、痛む場所などは様々ですが、頭全体に圧迫感を感じたり、側頭部がズキズキしたり後頭部が締めつけられるような痛みを感じる事が多いです。
慢性的な頭痛ですが、検査では異常が見つかりません。
◎眼
・瞼の痙攣は、自律神経失調症の代表的な症状です。そのほか、疲れ目、ドライアイ、涙目などの症状があらわれる場合があります。
◎耳
・耳鳴りや、耳に何かが詰まったような閉塞感を感じる事があります。
◎喉、口
・風邪をひいた時のような喉のイガイガ感や、食事をするときに、喉に異物感を感じることがあります。
・口の渇きや、味覚障害などの異常が出ることがあります。
◎心臓、呼吸器
・自律神経失調症になると血液の流れが悪くなるため、手足の冷え、ほてり、めまい、立ちくらみなどがあらわれます。
・動悸、胸の圧迫感、運動もしていないのに息切れがするなどの症状があります。
・大量の発汗、寒気、血圧の変動、不整脈、胸の痛みなどの症状があらわれることがあります。
◎消化器系
・食欲低下、過食、吐き気、など胃の不快感の症状があらわれます。
・便秘、下痢、下腹部の張り、ガスがたまる、などの症状や、便秘と下痢を繰り返す
「過敏性大腸症候群」のような症状があらわれることもあります。
◎皮膚、泌尿器
・皮膚のかゆみ、乾燥。また、緊張もしていないのに足の裏や掌に汗をかくのも自律神経失調症の特徴です。
・頻尿、残尿感などの症状もあらわれます。
★「自律神経失調症」は、なぜ起こるのでしょうか。
自律神経失調症の症状が人によって異なるように、原因もみな同じではありません。
自律神経が乱れるのには色々な原因が絡み合っています。
◎生活のリズムの乱れ
夜遅くまで起きていたり、夜間勤務であったりすると、本来の体のリズムを崩してしまいます。子供の頃からの不規則な生活習慣が原因となる場合もあります。このような社会環境や生活習慣が自律神経の乱れを生じさせる原因となります。
◎過度なストレス
職場や学校、家庭での人間関係、仕事や勉強上のプレッシャーによるストレスが重なると自律神経失調症になりやすいです。また、ノーと言えない性格、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎるなど、ストレスに弱い傾向の人も自律神経失調症に陥りやすいです。
◎環境の変化
社会環境や人間関係、生活環境の変化などへの不適応から自律神経失調症になることもあります。
◎女性ホルモンの影響
女性は一生の中で出産や更年期など色々な要因でホルモンバランスが変化します。この変化が自律神経の働きに影響します。
★「自律神経失調症」になったら、どのような対策があるでしょうか。
症状・タイプなどにより、身体と心の両面に働きかける治療、生活環境を整えるなどを行う必要があります。体質・性格・ライフスタイルの歪みにも注目して見直し改善することが必要です。
◎生活習慣の見直し
規則正しい一日の生活リズムを作る事が大事です。また、適度な運動、睡眠時間の確保も大切です。
◎整体、整骨院などで指圧やマッサージストレッチ、鍼灸などの理学療法が有効なケースも
多いです。
◎カウンセリングなどの心理療法
精神科医や心理療法士など専門医によるカウンセリングを受け、心の健康の回復・増進を図る方法もあります。
◎音楽を聴いたり演奏したり、アロマテラピーによる匂いやリラックス空間で過ごすなどにより、全身のリラックスを図ることも重要です。
◎自律訓練法(ドイツの精神科医によって始められた自己催眠法)により心身ともリラックスを得ることができ、心が安定すると言われています。
◎対処療法
◎漢方薬による体質改善
自分に合った治療法、対策を見つけて、早めに対処しましょう。
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