浜松市中区 ストレートネックの体の不調
2017-10-28
ストレートネック
★ストレートネックとは、どんな病気でしょうか。
ストレートネックは病名ではなく、レントゲンで首を真横から撮影した写真で見た時、
首の骨(頸椎)が直線状になっている状態をいいます。頸椎は本来、前方向に向かい
緩やかなS字状のカーブを描いていますが、この自然なカーブが真っすぐになってしまっています。頸椎は、重たい頭を支えるため、筋肉の負担を減らすために湾曲(S字状)しています。(生理的湾曲といいます。)この湾曲が直線状になると首の周りの筋肉への負担が増すため、頭痛、めまい、肩こり、手のしびれなど様々な症状に悩まされるようになります。長時間、同じ姿勢でいるデスクワークの人に多く見られます。
★ストレートネックには、どんな症状があるでしょうか。
◎ストレートネックの体の不調
・上が向きにくい
・首が痛い、首が動かない
・頭痛、頭が重い
・肩こり
・腕のしびれ
・めまい、ふらつき
・吐き気
・食欲不振、胸やけ
・耳鳴り
・眼精疲労
・寝違いを繰り返す
・枕が合わない
・うつ症状
このような症状は、ほかの病気であらわれることもあり、ストレートネックが原因だと気づかない場合があります。またストレートネックであっても無症状の場合もあります。
◎ストレートネックかどうか簡単にチェックする方法
・まず、壁を背に直立します。
・その後、かかと、肩甲骨、後頭部それぞれが壁につくか見ます。
正常な首の場合はすべてが壁にぴったりとつきますが、後頭部がつかない場合はストレートネックになっている可能性があります。
◎ストレートネックになりやすい人
・長時間のデスクワークが多い。
・スマートフォンを長時間使用している。
・猫背になっている。姿勢が悪い。
・社交ダンスやバレエのダンサー
★ストレートネックの原因
ストレートネックは頸椎の正常な湾曲(生理的前彎と言います。)が失われた状態ですが、生活の中で前かがみの姿勢が多くなると、この湾曲(S字カーブ)が失われていきます。
スマホ、パソコン、読書などの際の前かがみの姿勢。スポーツの場面で起こる障害、加齢による変性などが主な原因です。最近は、スマホやパソコンの普及によりストレートネックになる人が急増しており、「スマホネック」という呼び方もあるほどです。
アメリカの整形外科医の報告によると、前かがみの姿勢でスマホを使用すると脊椎に大きな負荷がかかるのだそうです。
◎不良姿勢
慢性的な前かがみの姿勢をとることにより、頸椎のS字カーブが失われます。長時間のパソコン作業やスマホ操作が代表的な原因です。
◎スポーツ障害などが原因となる
・スキーやスノーボードでの転倒、車の衝突事故による「むち打ち」が原因となります。
・格闘技(ボクシング、レスリング、柔道、など)による頭部や首への衝撃が原因となることがあります。
・バレエやダンスをする人は、背骨を真っすぐにすることで体の軸を築いていますが、それにより背中の生理的湾曲が失われ、付随して首も真っすぐな状態になっている人が多いと言われます。しかし、体全体の筋肉が整っているため症状が出ない人も多いそうです。
◎先天的なもの
生まれつき背骨の生理的湾曲が小さい場合、首の前彎が失われることがあります。
◎足の問題
浮指や外反母趾、偏平足の人は、体重が足のかかとに偏ってしまうため、体のバランスを取ろうとして背骨や首の生理的湾曲が失われてしまうことがあります。
★対策
ストレートネックは予防が大事です。パソコンなどデスクワークが多い人は、長時間、同じ姿勢を続けず休憩を取ることが必要です。普段の姿勢が猫背にならないように注意することも大切です。
症状が出た場合は、消炎鎮痛剤の使用やアイシングなどの対処療法を行い、ストレッチや
柔軟運動を地道に継続することです。また、骨盤が前傾することはストレートネックの要因となるので、骨盤をしっかり立てて座ることができるように筋肉強化も重要となります。また、ストレートネックは首だけの問題ではなく、根本的な改善が必要です。
背骨の土台である骨盤と背骨全体のしなやかさ、筋肉の柔軟性を取り戻すことが大切です。
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