浜松市中区 フォルクマン拘縮の原因と症状
2018-03-08
【フォルクマン拘縮の原因と症状】
フォルクマン拘縮とは、腕やヒジの打撲や骨折、圧迫が原因で手や指を動かすことができなくなってしまう症状です。
腕やヒジの骨折の後に、内出血や圧迫によって閉鎖されてしまった筋肉や神経、血管の組織の内圧が上がってしまいます。
それにより循環不全となってしまい、筋肉の組織が死んでしまったり末梢神経のマヒが発生してしまい、肘から腕にかけて麻痺が発生してしまう症状です。
受傷してから数時間後に発症し、前腕部の腫脹と疼痛が発生し、後にしびれが発生します。
特に、疼痛、腫瘍、皮膚や粘膜が紫色になるチアノーゼ、脈拍欠如、運動マヒ、異常近くなどの血管閉塞の明確な症状が出てしまっている場合は、手遅れの場合もあります。
いかに素早く対応するかが、ポイントとなります。
フォルクマン拘縮の原因は、子供の場合上腕骨踝骨折が多く、大人の場合は前腕部圧挫傷や前腕部骨折が多い傾向があります。
フォルクマン拘縮の症状は、初期段階はひじや前腕が著しく腫れ上がってしまい、強い痛みを発生させてしまいます。
その状態が進行すると、手首の脈を触れることができなくなってしまい、手首が白くなってしまいしびれて動かなくなってしまいます。
慢性化してしまうと、2~3本の指が曲がって伸びない状態となってしまい、重症化してしまうと手指の全てがワシの爪のように変形してしまい、しびれなどの知覚過敏が発生してしまいます。
【フォルクマン拘縮の治療】
フォルクマン拘縮というのは、残念ながら1度発生してしまうと完治はむずかしいといわれています。
その為、以前のようにもとに戻すことはできません。
軽度な状態でケアをし、重症な状態にしないようにしましょう。
フォルクマン拘縮は、動脈閉鎖後フォルクマン拘縮が発生するまで、6~8時間あるといわれています。
できれば、この範囲内で初期対応をすることが大事となります。
おかしいと思ったら、すぐに専門医に相談しましょう。
フォルクマン拘縮の治療は、急性期と慢性期により異なります。
・急性期
骨折や脱臼の牽引整復を行い、痛みと腫れを取り除きます。
これでも脈が触れないなどの改善がむずかしい場合は、筋肉神経が循環障害を起こしてしまうことがあります。
出来るだけ早く皮膚や筋膜まで切開し、筋肉の中の圧力を下げます。
素早い処置をすることで、切開を逃れることができます。
・慢性期
慢性期の場合は、既に筋肉が壊死していて手指の変形が出来上がっている場合があります。
その場合は、筋肉や神経の癒着を取り除き、変形状態に対して矯正手術を行います。
いかがでしたでしょうか。
フォルクマン拘縮は、想像以上に恐ろしい病気です。
そのため、少しでもおかしいと思ったら整形外科を受診するのをオススメします。
軽度な状態の場合は、最悪な状態にならない状態へと導くことができます。
放置しておくと大変なことになってしまうので、安易に捉えないようにしましょう。
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