浜松市中区 タナ障害の原因と症状
2018-02-22
【タナ障害の原因と症状】
タナ障害といのは、ジャンプの動作が多くひざをねじることを行う競技に見られる症状です。
膝の内側にある大腿骨の間にある滑膜ヒダ(タナ)が、張り出している部分が膝蓋骨と大腿骨の間に挟み込まれてしまい、ヒザを動かした時にお皿の内側に引っかかりを感じて痛みが発生します。
滑膜ヒダ(タナ)というのは、生まれてから退化して無くなるものです。
しかし、正常の人の半分は滑膜ヒダ(タナ)を持っており、タナ障害を引き起こしてしまうことがあります。
日本人の50~60%に認められる症状であり、若い女性に非常に多い傾向があります。
以下のような症状が出る場合は、タナ障害の可能性が考えられます。
・膝の痛みと違和感
膝蓋骨の上下左右に痛みが出て、内側に出ることが多くあります。
・膝を動かした時に音が鳴る
膝を曲げた時に音が鳴った、そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。
膝を動かすことで滑膜ヒダが挟み込まれることで、音が鳴ります。
・膝を動かした時に引っかかるような感覚がある
膝の曲げ伸ばしの際は、膝蓋骨と大腿骨が上下にスライドするような動きをします。
そこに滑膜ヒダが引っかかることで、引っかかる感じを発してしまいます。
タナ障害は、以下のようなスポーツを行っている人に発症することが多くあります。
・野球
・サッカー
・バスケット
・ラグビー
・テニス
・バドミントン
・走り高跳び
・棒高跳び
これらの、ヒザをひねることを繰り返す動作のスポーツに、多い傾向があります。
また、スポーツを行っていなくても、日常的に立ち上がりや階段などの大腿四頭筋に負荷をかける動作を行うことが多い人にも、発症してしまうことがあります。
【タナ障害の治療方法】
タナ障害の一般的な治療方法は、以下が挙げられます。
・安静
安静にすることで、炎症を抑えることができます。
スポーツや激しい動作は一切中止し、安静にしましょう。
・固定療法
包帯やサポーターなどで患部を固定し、負担をかかりにくくさせます。
患部が固定されるので、痛みが和らいでいきます。
冷却療法
アイシングなどで患部を冷却し、症状を緩和させます。
炎症を静めることができるので、楽になっていきます。
・痛み止めの服用
痛みが強い場合は、痛み止めの服用を行います。
・手術療法
症状が改善せず症状がひどいままの場合は、滑膜ヒダを摘出する手術を行わないといけません。
ロッキングのような症状が長く続いて改善しない場合、手術の検討となります。
タナが大きすぎて引っ掛かりが強くヒザに影響をしている場合は、手術での改善しかありません。
タナ障害での手術にいたる人は、かなり少ない傾向があります。
いかがでしたでしょうか。
タナ障害の治療は、保存療法が最善の方法です。
ほとんどの人が保存療法で改善しますが、中には改善しない場合もあり、その場合は手術となってしまいます。
安易に手術を検討せず、専門医とよく相談をして決めるようにしましょう。
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