浜松市中区 コンパートメント症候群の原因と症状
2018-02-02
【コンパートメント症候群の原因と症状】
コンパートメント症候群は、スポーツや交通事故により打撲や骨折、脱臼をきっかけに、出血や組織内圧が上昇してしまい、細動脈の血行障害を引き起こして筋腱神経組織が壊死してしまう障害です。
例えば、蹴られたりタックルされることで、下肢を強く打撲してしまうことがきっかけとなり、発生してしまうことがあります。
組織が1度壊死してしまうと、機能障害は永久的になります。
そのため、初期段階で適切な治療を受ける必要性があります。
コンパートメント症候群は、各部位で以下のような症状が発生してしまいます。
・疼痛
・知覚過敏
・麻痺
・腫脹
・脈拍喪失
・蒼白
コンパートメント症候群には、慢性型と急性型があります。
慢性型は長時間動いたり走ると、コンパートメントの内圧が上がり下腿に疼痛が発生して動けなくなってしまいます。
しかし、少し休むとまた症状は改善し動きやすくなります。
また動いたり走ると、再発してしまいます。
急性型は、骨折などの外傷時にコンパートメント内に血腫が出来てしまい、急激に発生してしまうものです。
神経麻痺を伴い、ギプスやサポーターによる圧迫でも発生してしまうことがあります。
コンパートメント症候群の診断は、血圧計や静脈圧足定方法を用います。
また、レントゲンでも診断することがあり、その場合は骨折や脱臼などの有無を確認します。
さらに、MRIでは血腫の有無を確認します。
【コンパートメント症候群の治療方法】
コンパートメント症候群治療は、以下の方法を行います。
・安静
慢性型の初期の症状の軽い場合は、運動を中止して安静にすることで症状が緩和していきます。
・安静と運動計画の見直し
慢性型で運動をした場合に症状が現れる場合は、安静と運動計画の見直しを行います。
走行時のフォームの異常により起きている場合はフォームの矯正を行う等の、運動改善を行います。
麻痺状態など症状が重い場合は、回復まで時間がかかることがあります。
・手術
急性型の場合、手術に発展してしまうことがあります。
四肢周りの締め付けを起こしている構造を取り除き、低血圧の是正や鎮痛薬の投薬を行い、必要に応じ酸素補給を行います。
急激に症状が良くならない限り、筋膜切開の手術を行います。
急性型は放置していると大きな後遺症となってしまうことがあるので、症状が重くおかしいなと思ったら手術をすることが大事となります。
慢性型であれば動きを止めることで症状が軽快するので、軽傷の場合は負担を掛けないようなトレーニング方法をしていくと良いでしょう。
しかし、何度も症状は発生しておかしいなと思ったら、専門医に相談するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
コンパートメント症候群は、症状は悪化してしまうと非常に恐ろしいケガです。
以前ケガをしたことがあり、このような症状が出ている場合はコンパートメント症候群を疑いましょう。
自分本位に放置せず、おかしいと思ったらセルフケアを行うようにしましょう。
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