浜松市中区 上腕骨外側上顆炎
2018-04-19 [記事URL]
テニス肘は痛みの原因に対してアプローチした治療を
上腕骨外側上顆という部分が過敏な状態になることで、スポーツや日常生活など様々な動作により肘に痛みを生じる状態がテニス肘です。
正式名称は上腕骨外側上顆炎といって、重たい物を持つときに肘が痛い、肘が痛くてペットボトルの蓋を開けられないなどの症状が見られます。
ちなみに上腕骨外側上顆とは、腕組みの姿勢を取った時に、肘の一番前にくる部分で、骨の出っ張りがある部分のことです。
テニスと名前についていますが、必ずしもテニスだけが原因で生じるわけではなくて、ゴルフや釣りでも起こります。
また、赤ちゃんを抱っこするようになって発生するとか、特に負担をかけているわけでもないのに主婦の方に発生することもあります。
そのままにしておくと自然に治ることもありますが、なかなか治らずに時間が経過することも少なくありません。
症状が改善しないで長引くようなら専門の医療機関を受診することが望ましいです。
なぜテニス肘になってしまうのかというと、原因のひとつと考えられているのがくり返しの負担です。
テニスやゴルフなどのスポーツで繰り返し動作をすることや、仕事で重いものを持ったり赤ちゃんを抱いたりするといった繰り返しの負担で生じてしまいます。
もうひとつ考えられる原因は年齢で、若い年齢であっても発症することはありますが、中年以降になると圧倒的に発症する方が増えます。
これには理由があって、外側上顆という骨の出っ張りの部分に異常な血管が増えてしまうことにより起こると考えられています。
そして、この異常な血管は中年以降で増えやすくなってしまいますし、血管だけでなく神経線維も一緒に増えるので痛みを引き起こす原因になるのです。
ちなみに、異常な血管が肘に生じるとテニス肘になって、肩にできると四十肩や五十肩と呼ばれている状態になります。
治療としては、症状の程度によりますが先にも触れましたが、局所を安静にするだけで自然に症状が改善するケースも多いのです。
ただ症状によっては、安静にすると共に前腕ストレッチング・筋力トレーニング・温熱・低周波・レーザー光線などの理学療法をすることもあります。
また、専用のサポーター・消炎鎮痛薬の内服や外用などを組み合わせて治療を行うこともありますし、場合によってはステロイドホルモンの局所注射をする可能性もあるのです。
それから、このような保存療法が有効出ない場合には、手術療法が検討されることもあります。
方法としては、伸筋腱起始部解離術・伸筋筋膜切開術・輪状靭帯や関節包の部分切除術・関節内の滑膜切除術などがあります。
このような治療で一旦は痛みが楽になることもありますが、再発を繰り返す人も少なくありません。
これは、きちんと医療機関を受診して適切な治療をしていないためで、症状が改善しないどころか時間と共に悪化してしまうからです。
痛みの原因に対してしっかりとアプローチした治療を確実に受けていかないと痛みは治らないので、専門の医療機関を受診してしっかりと改善することがおすすめです。
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