浜松市中区 梨状筋症候群の対処
2018-10-29 [記事URL]
【梨状筋症候群とは】
梨状筋症候群とは、梨状筋というお尻にある筋肉が坐骨神経を刺激してしまうことで、お尻から足にかけてシビレや痛みを発症させてしまう症状です。
何らかの影響によって股関節を支える筋肉である梨状筋が圧迫や刺激を受けてしまい、症状を発してしまいます。
梨状筋症候群の発症率は、20~30%と比較的多くあります。
しかし、いまだに特徴に統一した見解は得られていません。
改善方法はいくらでもありますので、諦めずチャレンジしていきましょう。
このような症状がある場合は、梨状筋症候群の可能性が考えられます。
・長時間座っているとお尻に痛みを感じる
・マラソンなどの股関節を使う運動が辛い
・お尻から下肢の裏面に痛みやしびれが出る
・座っている時よりも立っている方が痛みが軽い
・前屈すると症状が強くなる
・長時間の運転で脚が重くなる
草むしりなどの中腰作業や長時間の運転、ゴルフなどのスポーツにより梨状筋に負担かかってしまい、発症してしまいます。
慢性の持続性の痛み、疼痛、しびれなどの症状が発生します。
このような方は、梨状筋症候群になりやすい傾向があります。
・長時間のデスクワーク
・長時間立ちっぱなしの仕事
・長時間運転している
・過去に股関節や腰回りをけがしている人
・運動不足の人
・スポーツを長く行っている
梨状筋症候群は女性に多く、6:1の割合で多い傾向があります。
筋肉が少ないということと、座りっぱなしの人が多いことにより、女性に多く発症しているようです。
【梨状筋症候群の原因】
なぜ梨状筋症候群になってしまうのか、その原因は外傷による負担です。
・尻もちをついた
・激しいスポーツをして股関節を捻挫した
・長時間の座り仕事が多い
・ぎっくり腰を何度も起こしている
・慢性腰痛がある
このように原因は多岐にわたってあり、梨状筋に大きな負荷や持続的な負荷がかかってしまうことにより、発症するといわれています。
もちろん、梨状筋症候群が発生する原因は、これらだけではありません。
梨状筋の過緊張によっても発症すると言われており、様々な原因により梨状筋に負担がかかることにより、発症してしまいます。
【梨状筋症候群の診察】
梨状筋症候群の診察は、レントゲンやMRIで行います。
しかし、梨状筋というのはレントゲンやMRIでは症状が出ません。
その理由は、原因が骨などではなく筋肉にあるので、レントゲンやMRIでは映らないのです。
そのため、坐骨神経痛などの他の病気と診断されてしまうこともあります。
坐骨神経痛の治療で改善することもありますが、坐骨神経痛ではないので改善しない場合もあります。
その時は、梨状筋症候群専用の治療を行わないと改善しない場合があります。
【梨状筋症候群の対処方法】
梨状筋症候群の対処方法は、これらが挙げられます。
・ストレッチ
梨状筋症候群で行う最初の対処法府は、ストレッチです。
ストレッチを行うことで梨状筋への負担を軽くすることができ、症状緩和へとみちびくことができます。
簡単なストレッチがありますので、是非チャレンジしてみましょう。
仰向けになって伸ばしたい方の足を曲げて、反対の膝を横に足を置いて、お尻が伸びるような感じで伸ばしてストレッチを行います。
ちょっとした空き時間でできますので、是非チャレンジしてみましょう。
・ボールを使ったマッサージ
梨状筋は筋肉の中にあるので、少々強いマッサージじゃないと改善しにくい傾向があります。
野球ボールを使ってマッサージをすると、効果的なケアとすることができます。
仰向けに寝て膝を立てて、軟式の野球ボールをお尻の下に入れてグリグリしてほぐすだけです。
筋肉の奥にある梨状筋も、この方法なら効果的にほぐすことができます。
・運動療法
運動を行うことで筋肉が付くので、梨状筋への影響を最小限にとどめることができます。
ウォーキングやラジオ体操などの軽度な運動でいいので、行ってみましょう。
無理をすると症状が悪化してしまう場合があるので、専門医の指導のもと行うようにしましょう。
・姿勢の改善
同じ姿勢でいると、同じ部位の筋肉にばかりストレスが溜まってしまい、筋肉が固くなってしまいます。
筋肉の固さは梨状筋に大きな影響を与えてしまいますので、よくありません。
デスクワークなどの同じ姿勢での作業が多い人は、こまめな休憩をとって筋肉が固まるのを防ぎましょう。
・薬物療法
非ステロイド系抗炎症剤や筋弛緩剤を、ビタミンB製剤を使って治療を行っていきます。
薬の効き目が良くない場合は、ステロイド剤を使う場合もあります。
さらに、塗り薬や湿布などの外用薬を使うこともあります。
痛みがある場合は、病院で処方してもらいましょう。
・神経ブロック治療
梨状筋へ注射を行うことにより、痛みを軽減させることができます。
梨状筋症候群で強い痛みが出ている人でも、神経ブロック注射で痛みが緩和されます。
・整骨院や接骨院での治療
整骨院や接骨院では、梨状筋症候群運の原因筋肉疲労に対して施術を行っていきます。
梨状筋は臀部の深い部分にある筋肉ですので、ちょっとしたマッサージで改善することは難しい部位です。
整骨院や接骨院では、筋肉を効果的にほぐし症状緩和へとみちびきます。
梨状筋に軽い力をかけていき、無理を掛けないように緩めていきます。
また、場合によっては骨盤のゆがみ改善も行い、梨状筋への負担を軽くさせます。
梨状筋症候群の原因に対してピンポイントで施術を行っていくので、楽になっていきます。
力加減は軽く手を乗せる程度ですので、強い力は加えません。
マッサージのようにグイグイ押すことは一切ありませんので、気軽に施術を受けることができますよ。
専門医の治療となりますので、安心して受けることができます。
・手術療法
重度の梨状筋症候群の場合は、手術を行う場合もあります。
梨状筋症候群の手術を行うことは稀ですが、保存療法で一向に改善しない場合は手術療法しか選択肢がなくなってしまいます。
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