浜松市中区 椎間板ヘルニアと腰椎すべり症
2018-08-22 [記事URL]
【脊柱管狭窄症の症状】
脊柱管狭窄症とは、背骨の中の空洞部分にある脊柱管という部分が狭くなってしまい、神経が圧迫されて足腰の痛みが発生してしまう症状です。
脊柱管狭窄症は、50代から増え始める傾向があり、高齢になればなるほど多くなっていきます。
最近は、70歳以上の2人に1人が、脊柱管狭窄症になる可能性があるといわれています。
50歳以上の腰痛の最大原因と言われており、発症する人が増えてきています。
脊椎というのは、3つに分かれています。
首の部分の頚椎、胸の部分の胸椎、腰の部分の腰椎の3つです。
脊柱管狭窄症は、これらの3つの部位全てに発生します。
首に発生した場合は頸部脊柱管狭窄症といい、胸に発生した場合は胸部脊柱管狭窄症、腰に発生した場合は胸部脊柱管狭窄症といいます。
1番多いのが腰部脊柱管狭窄症であり、一般的に脊柱管狭窄症は腰部脊柱管狭窄症を指すことが多くあります。
腰部脊柱管狭窄症に似た症状といえば、椎間板ヘルニアと腰椎すべり症です。
これらは全て、腰痛が発生します。
これらの2つの症状と脊柱管狭窄症の違いは、このような内容となります。
・脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアとの違い
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアとの違いの血合いは、立った状態で前屈と後屈をしてみると違いが出ます。
腰を前に曲げると痛みが出る場合は、椎間板ヘルニアです。
後ろに腰を反らした場合に痛みが出る場合は、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアとの違いが疑われます。
また、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアとの違いは体を動かすと痛みが出る傾向があり、椎間板ヘルニアは安静していても痛みが出る場合があります。
・脊柱管狭窄症はすべり症が原因になることがある
・腰椎すべり症は、脊柱管狭窄症の原因となります。
腰椎すべり症は、脊柱管狭窄症の原因となることがあります。
腰椎すべり症の症状が出たら、悪化させないようにすることが大事となります。
脊柱管狭窄症には、このような3つのタイプがあります。
・神経根型の症状
神経根というのは、脊髄の末端にある馬尾から左右に枝分かれしている神経の根のもとのことであり、足の感覚や運動をつかさどっている神経根です。
この神経根部分が脊柱管が狭窄されてしまったことによって圧迫された状態を、神経根型といいます。
神経根というのは左右に1つずつありますが、左右どちらかがの神経根が障害を受けることが一般的です。
主な症状は、長時間立ち続けたり歩いた場合に神経根が圧迫され、腰からお尻、ふともも、ふくらはい、すね、足の裏にかけて強い痛みやしびれが発症します。
ひどくなると細切れにしか歩けなくなり、歩く距離が短くなってしまいます。
・馬尾型の症状
馬尾型というのは、脊髄の末端にある馬尾という神経の球が圧迫されてしまい、発症するタイプです。
神経根方は左右片方にしか発生しませんが、馬尾型は両方の脚に症状が現れてしまいます。
馬尾が圧迫されることにより、両方の脚にしびれや異常感覚、細切れにしか歩けなくなるなどの症状が頻繁に発生してしまいます。
痛みはあまり強くないのですが、お尻まわりに症状が多発してしまうのが深刻性の高さといえます。
下半身に色んな異様な違和感が、場所を変えて次々と発生してしまいます。
左右の両側のお尻、お尻から足にかけてなど、広範囲に症状が発生します。
お尻の冷感や灼熱感、足の裏のじりじり感、脱力なども発生します。
・混合型の症状
混合型というのは、文字通り先程ご紹介した2つの症状が同時に発生してしまうタイプです。
神経根型と馬尾型が合併した症状であり、腰から足にかけての坐骨神経痛や細切れにしか歩けない症状に加え、お尻から足の裏にかけての痛みやしびれなどの異常感覚が現れてしまいます。
冷感や灼熱感、足底のじりじり感、足底の皮膚が厚くなったなどの感覚があります。
重症となってしまうと、排尿・排便障害まで発生してしまいます。
尿が最後まで出きらない、頻繁に尿意がくる、はっきりとした尿意が出ない、排便後にお尻を拭いてもその感覚がないなどの症状が出てしまいます。
ひどくなると、歩行中に尿や便が漏れ出てくることもあり、股間のほてりなども発生してしまいます。
重症化しやすいタイプであり、手術となってしまう場合もあります。
【脊柱管狭窄症の改善方法】
脊柱管狭窄症は、このような改善方法で改善が可能です。
・姿勢を前屈みにする
姿勢を前屈みにすると、脊柱管の圧迫が弱くなり楽になっていきます。
前屈みで歩くようにして、杖やシルバーカーを使うと良いでしょう。
自転車をこぐ事も前屈み姿勢となるので、オススメです。
・薬物療法
脊柱管狭窄症の薬物療法で主に使われているのが、血流改善で痛みやしびれをやわらげるための血管拡張剤、痛み止めの非ステロイド系消炎鎮痛薬、神経の修復効果へとみちびくビタミンB21製剤です。
軽度の場合は、薬物療法でも十分に改善が期待できます。
・装具療法
軟性コルセットを腰に付けて、腰の狭窄を軽減へとみちびきます。
もちろん専用のコルセットじゃないと効果を発揮しませんので、一般のコルセットを使っても意味がありません。
専門医に相談をして、脊柱管狭窄症治療に適したコルセットを使うようにしましょう。
・温熱療法・通電療法
温熱や通電を用いて、患部を温めて症状改善へとみちびく方法です。
整形外科や整骨院で行い、血流改善や筋肉をほぐす効果などにより、痛みを緩和させていきます。
・牽引療法
専用の装置を使って腰を引っ張って、負担をやわらげたり筋肉の緊張を緩めたり、神経の圧迫軽減へとみちびく方法です。
整形外科や整骨院で行い、かなり楽になっていきます。
・神経ブロック療法
痛みがひどい場合は、神経ブロック注射で痛みを取り除きます。
強い痛みでもすぐに楽になるので、痛みが強い人でも楽になります。
・手術療法
保存療法で改善しない場合、手術療法となる場合があります。
狭くなってしまった脊柱管を広げて、圧迫を取り除く方法となります。
浜松市中区 椎間板ヘルニアと腰椎すべり症なら、「タスク整体院 浜松早出町」にお任せください。