浜松市中区 肩腱板断裂
2018-09-20 [記事URL]
【肩腱板断裂とは】
肩腱板とは、肩甲骨と腕の骨を繋いでいる板状の腱です。
腕を挙げたり下げたりする際に、上腕骨頭が肩甲骨の関節窩のずれないようにキープして、肩関節の支点をキープする働きを担っています。
腱板というのは肩関節を安定して動かすために重要なものなので、損傷や断裂してしまうことにより、引っ掛かりの発生や肩の動きの弊害、痛みが発生してしまう場合があり、この状態を肩腱板断裂といいます。
肩腱板断裂は腱の老化がはじまると発生してしまい、40歳以上の多くに見られる症状です。
中高年の肩の症状に多いのが五十肩ですが、五十肩は肩の可動域が制限される症状であり、腱の老化には関係ありません。
肩腱板断裂は関節の動きはあまり制限されないことが多く、腕の上げ下ろしで痛みが発生する特徴があります。
肩腱板断裂は、このような2つの原因で発症することがあります。
・急性断裂
転んだり重い物を持ち上げた際に外傷が発生して、一気に断裂が発生してしまうことがあります。
・変性断裂
肩の使い過ぎによる腱板のすり減り、年齢を重ねることによる腱板に老化などにより、断裂が生じます。
野球やテニスなどの、肩を酷使するスポーツを長年やっている人に発症しやすい傾向があります。
また、洗濯物を干したり布団の上げ下ろしなどの家事も原因になる場合があります。
この様な症状がある場合は、肩腱板断裂を疑いましょう。
・肩の上げ下ろしの際に痛みや引っ掛かりを感じる
・肩の上げ下ろしの際にゴリゴリと音が鳴る
・自力で腕を盛り上げようとすると痛みが出るが、もう片方の腕で痛い方の腕を持ち上げることはできる
・転んだりひねったりなど、肩の症状が出る原因のケガがあった
・運動の際や夜間に痛みが出る
肩腱板断裂の診察は、レントゲン、MRI、CTなどで診断します。
五十肩と症状が似ているので、誤診されないように症状を細かく説明するようにしましょう。
五十肩は1年以上痛みが続くことはないので、1年以上症状がある場合は肩腱板断裂を疑いましょう。
【肩腱板断裂の治療方法】
肩腱板断裂は、このような治療方法で改善へとみちびきます。
・安静
三角巾を使って、肩関節を動かさないように固定します。
また、肩を使うスポーツは行わないようにします。
・投薬療法
鎮痛剤や湿布などで、痛みを抑えます・
・注射療法
痛みがひどい場合は、注射で痛みを緩和させます。
ひどい痛みでも、スッと楽になります。
・リハビリ療法
強い痛みがなくなって来たら、リハビリを行っていきます。
肩甲骨や脊柱、骨盤などの動きを抑止、残っている腱板の動きを良くしていきます。
自分流儀にやると悪化する場合があるので、必ず専門医の指示のもとに行うようにしましょう。
・整骨院や接骨院での治療を
鍼灸治療や温熱治療など、症状が発生している部位にピンポイントで施術を行って、症状緩和へとみちびきます。
原因部分に直接治療を行うので、辛い症状も楽になることができます。
長く改善しない方は、整骨院や接骨院での治療がオススメです。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません