浜松市中区 肉離れ
2018-09-29 [記事URL]
【肉離れとは】
肉離れは、筋肉のケガです。
筋肉が部分断裂してしまう症状であり、腱の損傷も含みます。
肉離れが発生してしまう理由は様々であり、走る動作や瞬発的な動作、関節の動きによって筋肉が延ばされる際に逆に収縮力が加わることにより、損傷してしまいます。
何かとぶつかってしまい筋肉を損傷した場合は筋打撲傷といい、この場合は肉離れとはいいません。
肉離れがよく発症する部分といえば、太股の裏側の「ハムストリング」という部位です。
ハムストリングとは、大腿二頭筋や半腱様筋、半膜用筋などの、膝を曲げる筋肉の総称です。
裏側の大腿四頭筋の収縮によって膝関節が伸びることで、裏側にあるハムストリングスが伸びます。
この際、強く踏んだ地面から跳ね返ってくる力などが加わり、ハムストリングスに収縮する方向の力が動くことで、損傷してしまいます。
肉離れの症状は、軽度な症状から歩行困難な重度な症状まであります。
肉離れした筋肉を伸ばしたり押すと、痛みが発生します。
患部を伸ばして痛みを感じる場合は、肉離れを疑って専門医の診察を受けましょう。
肉離れは筋肉のケガですので、レントゲンでは異常は見当たりません。
超音波検査やMRI検査を行うことで、症状を確認することができます。
肉離れのMRIの所見では、このようなケガの程度の分類となります。
・Ⅰ型:筋肉の繊維を損傷 復帰時期:約2週間
・Ⅱ型:筋肉と腱膜の損傷 復帰時期:約6週間
・Ⅲ型:腱が骨に付着している部分の損傷 復帰には時間がかかる
押した際に痛みが発生する場合や筋肉を伸ばした際に痛みが発生する間は、競技動作を中止する必要があります。
症状が改善するまで、競技復帰はできません。
【肉離れの治療方法と予防方法】
肉離れの治療方法は、このような方法で行っていきます。
・受傷直後の治療
受傷後48時間の治療が大事となり、安静や氷・アイスパックなどによる冷却、包帯での圧迫、枕などで挙上を行って、血腫の形成や炎症を抑えます。
・軽症の場合
軽症の場合は、ストレッチや関節を動かす訓練を行います。
痛みがなくなった時点でジョギングを開始して、段階的に運動レベルを上げて、受傷後1~2週間ほどで競技復帰を目指します。
・中等症の場合
中等症の場合は、積極的にストレッチを行っていきます。
中等症の場合再発危険性があるので、強い負荷の動作はMRIで腱の修復が確認されてから開始しましょう。
復帰には、4週間から3カ月ほどかかります。
・重症例の場合
重症例の場合は、筋肉の機能不全が残存しているので、競技レベルの低下を招いてしまうことがあります。
そのため、競技選手の場合は手術が必要となる場合もあります。
復帰には、4~6か月ほどかかります。
・整骨院や接骨院での治療
整骨院や接骨院での治療は、筋肉をマッサージしてほぐしながら、筋緊張の緩和や血行促進へとみちびき、症状を改善していきます。
ピンポイントで治療を行っていくので、症状の早期改善へとみちびくことができます。
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※あくまで豆知識であり、内容を保証するものではありません