浜松市中区 むちうち
2017-08-19
むちうちは正しい診断を受けて適切な治療を
追突事故を含めた交通事故が原因となって発生する傷害のうち、約半数が頸部に損傷を受けることにより起こる症状の総称となるむちうち症と言われています。
ただ、この名称は俗称であって、正確な医学用語ではありません。
しかし、治療の専門家たちが立ち上げた団体にも使用されていることから、負傷の名称として認知されていることは確かです。
むちうち症は原因と症状によって、頚椎捻挫型・根症状型・バレリユウー症状型・脊髄症状型・脳髄液減少症に分類されています。
ただ全般的な特徴として、交通事故直後に痛みや不調を感じないことが多いといったことが挙げられます。
これは交通事故に遭遇すると、事故当事者はどうしても興奮状態にあって、痛みなどを感じる感覚が麻痺している場合が少なくないからです。
そして数日経過して首の調子がおかしいとか、やたらと肩が凝るなど様々な症状が起こってきて、病院を受診して診断を受けても交通事故との因果関係が疑われる可能性があるのです。
その結果、交通事故による損傷であることを示す診断書が貰えないために人身事故として扱われず、症状に対する損害賠償請求もできなくなってしまうこともあるのです。
こうしたことが起こらないようにするためにも、交通事故に遭遇した時には自覚症状の有無に関係なく、必ず直後に病院へ行き医師の診断を受けるように心がけることです。
先にも触れましたがむち打ち症にはいくつかの種類があるのですが、交通事故により起こる約7~8割は頚椎捻挫と言われています。
この頚椎捻挫というのは、自動車の衝突や追突で頸部が衝撃を受けることにより、首の筋肉・じん帯・関節を包む組織の関節包などが損傷してしまうものです。
ちなみに頚椎周辺の筋肉を損傷した場合には、頸部挫傷と診断されることもあります。
頚椎捻挫は手や足の捻挫・挫傷と同様に、症状としては首を動かすと痛みを感じたり、動かせる範囲が狭くなったりするものです。
痛みは首の後ろ・前面・側面、頭部、頚椎にわたって、凝りについては首・肩上部・背中に出ますし、上肢のだるさや痺れなどの症状が起こるケースもあります。
また、手や足の捻挫・挫傷と比較して頚椎捻挫・挫傷は症状が軽いからといって、安易に放置していると治癒期間が長くかかってしまうことが少なくありません。
それは、体重の約10%の重量がある頭部を常に首が支えているためで、その負荷を受けたまま捻挫・挫傷を治すにはそれなりの時間がかかってしまうのです。
症状は頚椎捻挫と同じですが、軽度のむちうち症と捉えられるものとして頚椎捻転というのもあって、場合によっては頚椎捻挫ではなく頚椎捻転と診断されることもあります。
この頚椎捻転は、交通事故などで衝撃を受けた時に、軟体組織が捻れたり引き伸ばされてしまったりしたことが原因で起こります。
症状は首の痛み・頭痛・肩凝りなどですが、発生した直後に適切な治療を受けることで、後遺障害を引き起こす可能性は少ないと言われています。
浜松市中区 むちうちなら、「タスク整体院 浜松早出町」にお任せください。