浜松市中区 顎関節症
2017-08-10
顎関節症の始まりと放置した先にまっているものは?
顎がカクカク鳴る、口があけづらいなどの症状を自覚することで、何らかの顎の異常に気付くというケースは少なくないです。
その異常が顎関節症による可能性も考えられます。
以前はかみ合わせが発症する原因と考えられてきましたが、現在では様々な要因が症状の始まりと考えられるようになっています。
人間はどこかに不都合が発生した場合には、これを正常な状態に戻そうとして不都合を別な機能で補って一見正常な状態に見えるようにします。
しかし、たった1本の歯を失っただけで食べ物を咬む効率が約80%程度になるという報告もありますし、他の歯がなくなった代わりに他の歯が補おうとします。
そうすると肩代わりをする他の歯に負担がかかって、噛みあわせる力を強くしようとして収縮する咬み合わせに関係する筋肉とサポートする顎関節にも負担がかかってきます。
このように筋肉と顎関節ががんばることが続くと、ついに力尽き果て顎がカクカク鳴る、口があけづらいという症状が発生してしまうのです。
さらに症状が発現することでストレスも大きく関与してくることになり、複数の原因が重なった末に症状が始まるのです。
では、このようにして始まった顎関節症を放置したらどうなるのかと言うと、顎関節や口の症状だけでなく全身症状が引き起こる可能性が考えられるのです。
顎を動かした時に顎関節及び周辺の頬やこめかみに痛みが起こりますし、痛むので無意識に動きを抑えてしまうため、口が大きく開けられない開口障害が発生します。
また、顎を動かした時に耳の前あたりで、カクカク・ジャリジャリ・ミシミシといった音が起こる場合がありますし、顎関節や筋肉に問題があると顎の動きに変化が生じて噛み合わせ自体に違和感が生じます。
それから、稀に顎関節内の構造の異常により上下の歯列の間に隙間ができて、口が閉じられなくなるケースもあるのです。
こうした顎関節や口の症状だけでなくて、頭痛・首や肩の痛み・背中の痛み・腰痛など全身におよぶ痛みが起こることがあります。
また、耳鳴り・難聴・めまい・眼の疲れ・流涙・舌の痛み・味覚の異常・嚥下困難・呼吸困難・四肢のしびれなどと言った症状が起こる可能性があるのです。
それから、このような症状が持病のような状態になって、症状を引きずったまま生活していかなくてはならないことになります。
それにより精神状態を疲弊させて、パニック障害やうつ病などを引き起こしてしまうことも考えられるのです。
顎関節症を放置した先にまっているものは、精神状態に及んでしまう危険性があることを認識しておくことも大事です。
また、こうした精神疾患は日常生活にはとりあえず差し支えないといった軽度のものから、命の危険を伴うものまで様々なので注意しなくてはならないのです。
単に顎や口に症状が起こるだけでなく、顎関節症は精神疾患にまでつながることもある病気と言えるので、早い段階から適切な治療を受けることが必要不可欠です。
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